とりあえず大学に行って後悔?進学するメリットやモチベーションを保つ方法とは

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「とりあえず大学に進学すると後悔する」という意見を耳にしたことはありませんか?

志望校がなかなか決まらない、自分の学びたいことがわからないなど、進路で悩む人も少なくありません。

そのような状態で無理やり大学進学を決めてしまうと後悔する可能性があります。

しかし一方で、「とりあえず進学してよかった」と感じている人も多く存在するのも事実です。

今回の記事では、進路で悩んでいる方に向けて、とりあえず大学に進学すると後悔する理由や、やりたいことが明確になっていない状態で大学に進学するメリットを紹介します。

とりあえず大学に進学すると後悔する?

とりあえず大学に進学してしまうと後悔するのでしょうか?

結論から述べると、後悔するかどうかは人によって大きく異なります。

大学に行く目的は人によってさまざまです。

例えば、在学中にやりたいことを見つけたいという人もいますし、将来のキャリアに活かしたいという人もいます。

やりたいことを見つけたいという人は、とりあえず大学に進学することで社会に出るまで猶予ができますが、将来像が明確な人が関連性の低い学部を選んでしまうと、キャリア実現までの道のりが長くなってしまうことがあります。

そのため、とりあえず大学に行って後悔するかは、大学進学の目的によって異なるといえるでしょう。

とりあえず大学に進学すると後悔する理由

ここでは、とりあえず大学に進学すると後悔する理由を紹介します。

モチベーションが保てず中退

なんとなく大学に進学して後悔する大きな理由としては、モチベーションが保てないことが挙げられるでしょう。

興味・関心があまり持てない内容であるのに、時間割等でスケジュールが忙しくなってしまうと、やる気が損なわれてしまう可能性があります。

実際にモチベーションを保てず、大学を中退する人も見受けられます。

中途半端になってしまうと学費や時間が無駄になってしまうため、とりあえず大学に進学して後悔したという声も多いのです。

やりたかったことの時間を確保できない

大学以外にやりたいことがある人の場合、とりあえず大学に進学してしまうことで、本来やりたかったことに時間を割けない可能性があります。

例えば、事業を立ち上げる、海外に行くなど、大学以外に実現したいことがある人にとっては、大学の勉強を負担に感じるかもしれません。

特に大学1〜2年は必修科目を履修しなくてはいけないことが多く、スケジュールが忙しくなりやすいです。

また、就職活動がスタートするとスケジュールはより過密になります。

進学以外にやりたいことがある場合は、大学と両立できるか、もしくは卒業後のタイミングでも実現可能か考えてから進学するとよいでしょう。

金銭的な負担が増える

大学に行くと学費や通学費などがかかるので、金銭的な負担が増えます。

特に実家から離れた大学に進学する場合は、生活費も考慮する必要があります。

文部科学省の調査によると、私立大学にかかるコスト(令和3年度)は、授業料、入学料、施設設備費合わせて約136万円という結果になりました。

このように大学進学にはある程度のコストがかかるので、とりあえず進学してしまうと後悔する可能性が高くなるのです。

とりあえず大学に進学するメリット

ここまでとりあえず大学に進学すると後悔する理由について紹介しましたが、大学進学のメリットは数多く存在します。

将来の進路を決定するまで猶予ができる

とりあえず大学に進学するメリットとして、将来やりたいことやキャリアを決めるまでに猶予が生まれることが挙げられます。

やりたいことを見つけることは決して簡単ではありません。

しかし、社会で生活していくためには、多くの場合何かしらの仕事に従事してお金を稼ぐ必要があります。

大学に進学することで、自分がどのような仕事に就きたいか、将来どのような自分を実現したいか、大学生活を送る中でゆっくりと考えることができます。

また、アルバイトやインターン、部活、授業などの経験を通して、自分の興味分野を見つけられるかもしれません。

「大卒」の肩書きを得られる

「大卒」の肩書きを得られることも、進学するメリットのひとつに挙げられるでしょう。

企業によっては「大卒以上」を募集対象としているところもあり、大学を卒業することで進路の選択肢を広げることができます。

また、学歴社会の傾向が強い日本では、大卒の肩書きが人に与える印象や評価につながることがあるのが実情です。

もちろん、学歴が全ての仕事に必ず必要というわけではありませんが、気になる方はとりあえず大学に進学するのもひとつの手段でしょう。

将来の収入が増える

大学に進学することで、将来の収入が増える可能性があります。

大卒のほうが収入が比較的高い仕事に就きやすいためです。

実際に、厚生労働省の資料によると令和3年度の学歴別平均賃金は、以下の通りになります。

  • 高校:271.5万円
  • 専門学校:288.4万円
  • 高専/短大:289.2万円
  • 大学:359.5万円
  • 大学院:454.1万円

このように、学歴が上がるにつれて収入が高くなる傾向にあります。

高い収入を目指したいという方は、大学卒業を目指すとよいでしょう。

人脈が広がる

大学に進学するメリットの一つは、人脈が広がる点です。

中学や高校と比較すると、一般的に大学では全国各地から人が集まるので、多様な人々と出会う可能性が高まります。

ゼミや部活、アルバイトなどの経験を通して、さまざまなタイプの人と知り合えます。

人脈が広がることで、自分のロールモデルを見つけたり、自分の将来の可能性が広がったりするかもしれません。

学問への興味が高まる

とりあえず大学に進学した場合でも、学習を進める中で学問への興味が高まる可能性があります。

受験勉強のようにただ物事を暗記するだけでなく、大学ではテーマに則って論理的に思考する機会が増えます。

また、さまざまな講義を受講する中で、楽しい分野を見つけられたり、自分が何に興味・関心を持つかを知ることができたりします。

さらに、学問に深く傾倒することで、大学院進学という選択肢もできるようになります。

さまざまなことに挑戦できる

大学や学部、学年などによって異なりますが、大学在学中に、勉強以外のさまざまなことに挑戦する人は多く見受けられます。

講義や課題のスケジュールを考慮しながら、旅行、アルバイト、インターン、部活、サークルなどに時間を使う人が多いです。

中には、大学を休学して起業したり、留学に挑戦したりする人もいます。

とりあえず大学に進学したとしても、時間を上手く使えば勉強以外にも色々なことに挑戦できるのです。

大学進学へのモチベーションを高める方法

大学進学へのモチベーションを高めるには、どうすればいいのでしょうか?

オープンキャンパスに行ってみる

大学の雰囲気を知りたい方は、オープンキャンパスに行ってみるとよいでしょう。

オープンキャンパスでは、実際に学生がどのような大学生活を送っているか、どのような講義を受けられるかなど、大学の様子を直接みることができます。

モチベーションが保てないという人の中には、自分が進学する実感が湧かないという人も少なくありません。

しかし、オープンキャンパスに行くことで、自分が大学生になった姿をイメージしやすくなります。

興味のある学問分野を検討してみる

自分が興味のある学問は何か一度検討してみるとよいでしょう。

キャリアへの影響や、大学のレベルなど、進学先を決める際はさまざまな条件を照らし合わせます。

しかし、そういった条件にとらわれすぎて、自分の本当に学びたいことが曖昧になってしまっている可能性があります。

興味のある学問は高校の得意科目をはじめ、趣味などからも考えることができます。

例えば、パソコンが好きな方は、情報系学部に進むことでパソコンスキルを身につけられます。

このように、自分が興味・関心を持っていることから、学びたいことを探ってみましょう。

周りに相談する

自分でどうすればいいかわからなくなった場合は、保護者や先生、進路相談などに相談しましょう。

どういった基準で大学を決めるべきか、興味のある学問は何か、客観的な視点でアドバイスをくれるかもしれません。

また、他の人に相談する中で自分のやりたいことを明確にできる可能性があります。

もちろん、自分の考えを持たず、周りの意見だけで進路を決めてしまうのではなく、アドバイスを参考に視野を広げることが大切です。

大学進学で後悔しないように行動を起こそう

今回の記事では、とりあえず大学に進学すると後悔する理由や、とりあえず大学に進学するメリット、大学進学へのモチベーションを高める方法を紹介しました。

とりあえず大学にいくとコストや時間が無駄になってしまいますし、モチベーションを保てずに中途半端になってしまう可能性があります。

しかし、学問への興味が増す、さまざまな人に巡り合えるなど、大学に進学するメリットも数多く存在します。

大学に進学する自分なりの意味を考え、デメリットとメリットをしっかりと考慮しながら後悔しない選択をしましょう。

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