「国語の共通テストでいつも時間が足りない」
「効率的に解答できない」
など、国語の共通テストの時間配分で悩んでいる方は少なくありません。
時間配分は共通テストで高得点をマークする重要なポイントです。
時間配分を間違えてしまうと、せっかく正解がわかっている場合でも点数を落としてしまうことになります。
まずは自分がどの分野の問題に時間をかけているかを分析して、効率的に解答する方法を考えることが大切です。
今回の記事では、共通テストにおける国語の時間配分目安や、時間が足りなくなる原因、効率的に解答する方法を紹介します。
国語の共通テストが伸び悩んでいる人は参考にしてください。
共通テストの国語で時間が足りない人の悩み
共通テストの国語で時間が足りない人という人は、具体的にどのような悩みを抱えているのでしょうか？
よくあるケースとしては、せっかく答えがわかっているのに点数を取れない、残り時間が気になってケアレスミスが頻発するなどの悩みが挙げられるでしょう。
毎回共通テストの模試や練習問題などで時間が足りなくなるという人は、解き方に問題がある可能性があります。
逆に言えば、解き方を改善すれば国語の成績アップを目指すことができます。
まずは時間が足りなくなる原因を理解して、自分に合った方法で改善を目指すとよいでしょう。
共通テストにおける国語の時間配分
共通テストの国語では、解答時間が80分間となっており、大きく分けて現代文（評論）、エッセイ（小説）、古文、漢文の全４題で構成される傾向にあります。
それでは、それぞれの分野にどれくらいの時間をかければいいのでしょうか？
現代文（評論）
現代文（評論）は25分を目安に解答するとよいでしょう。
共通テストの現代文では、本文の内容に関する問題だけでなく、写真や図、表、参考資料などを混じえながら考える問題が出題されます。
2023年度は、モダニズム建築の巨匠、ル・コルビュジエの建築における窓をテーマにした問題が出題されました。
あまり馴染みのないという方にとっては難しいテーマとなっています。
このように、現代文は複雑な問題構成やテーマになっているので、しっかりと時間を確保することをおすすめします。
エッセイ（小説）
エッセイ（小説）は、現代文と同様に25分を目安にしてください。
小説だけでなく、詩や同じ作者の別作品も同時に出題されることがあります。
文字数が多い問題なのでしっかりと時間を確保するのがポイントです。
2023年度の問題は、日本の小説家である梅崎春生「飢えの季節」から出題されました。
雑誌広告などの資料もあり、読解するのに時間がかかる傾向にあります。
作者の心情や意見などに着目する必要があるので、フィルターを通さずに解読することも重要です。
古文
古文は15分程度で回答するとよいでしょう。
現代文やエッセイと比較すると、古文は内容を全部理解していなくても短時間で解きやすいです。
また、古文は語彙、文法の識別、解釈、和歌とパターン化された問題が出題されることが多く、問題にも慣れやすいといえるでしょう。
古文が苦手な人はどこの分野が特に苦手か見極めて、そこの部分に時間をかけられるように工夫することが重要です。
漢文
古文と同様、漢文も15分を目安にして解答を目指しましょう。
漢文は文章自体が短い傾向にあり、比較的短い時間で問題を解くことができます。
また、設問もパターン化されていることが多く、解答のコツやポイント、句形などを理解すれば、高得点を狙うことも可能です。
現在、漢文に20分以上時間をかけてしまっている場合は、漢文を集中的に練習して時間短縮を目指すとよいでしょう。
共通テストの国語で時間が足りない原因
ここでは、共通テストの国語で時間が足りない原因を紹介します。
読書習慣がない
読書習慣がない人は、国語で時間が足りないと感じる可能性が高いです。
読書習慣がないということは、普段活字に触れる機会が少なく、読解力や語彙力、論理的思考力が十分に鍛えられていない可能性があります。
こういったスキルが不足していると、読解するスピードにも時間がかかり、結果的に時間内に解答を目指すことが難しくなります。
普段から読書をすることで読解スピードも向上できますし、長文を読むというハードルも低くすることができます。
語彙力が不足している
国語で時間が足りない原因として、語彙力が不足していることが挙げられます。
語彙力とは、どれくらい多くの言葉を知っているか、適切な場面で語彙を使用できるかなどを示すスキルのことです。
この語彙力が不足していると、文章の内容や問題の意味を理解できず、余計な時間がかかってしまいます。
逆に語彙力が豊かな人はすぐに意味を理解できるので、スピーディーに問題を解くことができるのです。
テストに慣れていない
国語で時間が足りない人の中には、単純にテストに慣れていないという人も見受けられます。
テストの経験が少ないと、どのような問題が出題されるのか、どの部分に時間がかかるのかなどを知ることができません。
また、全体の容量がわからないと、時間配分を意識して解答することが難しくなります。
しかし、テストに慣れていない人は練習を積み重ねることで、スピードアップを目指すことができます。
まずは過去問や模試などに挑戦するところからスタートしましょう。
共通テストの国語で効率的に解答する方法
ここでは、共通テストの国語で効率的に解答する方法を紹介します。
読むスピードを意識する
共通テストに挑戦する際は、読むスピードを意識することが大切です。
スピードを意識するだけで、解答にかかる時間が変わることがあります。
先ほど説明した通り、それぞれの分野ごとに目標時間を設定しておくとよいでしょう。
タイマーをチェックしながら目標通りに解答できているか確認します。
また、時間内に解凍できなかった場合、自分がどのような部分に時間をかけているか詳細を分析することをおすすめします。
語彙力を身につける
語彙力を身につけることも共通テストにおける国語の解答時間を短縮させるポイントのひとつです。
語彙力をつけることで文章の内容が頭に入りやすくなり、スピーディーな解答につながります。
ただ、語彙力はすぐに身につけられる訳ではありません。
本や新聞を読む習慣をつけたり、わからない語彙は辞書を引いたりして、語彙力アップを目指しましょう。
設問を理解する力をつける
設問を理解する力をつけることで、時間内に解答できるようになる可能性があります。
共通テストにおいては、文章の内容だけでなく、設問自体の意味を瞬時に理解することがポイントになります。
その設問が何を意図しているのか理解することで、正しい選択肢を選びやすくなるためです。
さらに、まず文章を読み始める前に設問に目を通すと、本文で注目すべきポイントが明らかになります。
設問を自分なりに要約する、問題の意図を抽出するなどして、設問を理解するスキルを養いましょう。
テクニックを身につける
共通テストの問題形式に慣れていない人は、テクニックを身につけることで時間内に解答できるようになるかもしれません。
ここでいうテクニックとは、設問を最初に目を通す、絶対に点数が取れる部分から解き始めるなど、解答する上でのポイントを意味します。
こういったテクニックは模試や過去問を解く際に練習することができます。
自分にあった解答方法を見つけて、スピーディーな解答を目指しましょう。
時間内の解答を目指そう
今回の記事では、共通テストにおける国語の時間配分目安や、時間が足りなくなる原因、効率的に解答する方法を紹介しました。
共通テストで時間が足りないという人は、読書習慣がない、語彙力が不足しているなど、さまざまな原因が考えられます。
まずは時間が不足してしまう原因を解明して、適切な方法で改善を目指すことが大切です。
特にテスト形式に慣れていない人は、まずは過去問や模試などで練習することをおすすめします。
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