「計算ミスがひどい」
「解き方がわかっているのに計算があっていない」
など、ケアレスミスで悩んでいる人は少なくありません。
計算ミスは誰にもあり得ることですが、頻度が高い場合は何かしらの原因が考えられます。
まずは計算ミスしてしまう原因を探り、その改善を目指すことが大切です。
今回の記事では、計算ミスがひどい4つの原因や計算ミスがひどい場合の対処法を紹介します。
途中式を残す、時間配分を意識するなど、具体的な対処法を説明するので、ぜひ参考にしてください。
計算ミスがひどいのが悩み?
計算ミスがひどいことで悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
大切なテストなどで計算ミスをして悔しい思いをしている人も少なくありません。
例えば、公式は覚えている、解き方があっていた場合、計算ミスをしなければ点数を取れた可能性があります。
計算ミスは誰でも起こし得るミスですが、頻度が多い場合は緊張感や焦り、見直し不足などが原因である可能性が高いです。
まずは、計算ミスしてしまう原因を分析して改善することをおすすめします。
計算ミスがひどい4つの原因
ここでは、計算ミスがひどい4つの原因を紹介します。
緊張感
計算ミスをしてしまう原因のひとつに、緊張が考えられます。
緊張すると交感神経の情報伝達物質である「ノルアドレナリン」が分泌されます。
このノルアドレナリンは人間の脳はフリーズ状態になりやすく、頭が働かなくなってしまうのです。
頭が十分に動いていない状態で計算すると、計算ミスしやすくなってしまいます。
なお、睡眠不足やストレスを感じた場合も、この物質が分泌され、同様の状態に陥ることがあります。
焦り
焦りによって計算ミスが生じている可能性があります。
制限時間のあるテストは時間内に回答する必要があり、プレッシャーや焦りを感じやすいです。
焦りを感じると初歩的な計算でも間違えてしまう可能性が高まります。
早めの段階で計算ミスに気づけば修正できますが、最後の方でミスに気づいて直す時間がないというケースも少なくありません。
さらに、焦りはストレスを引き起こし、先ほど説明したノルアドレナリンが分泌されやすくなります。
暗算
計算ミスがひどい理由として、解答用紙に途中式を記入するのではなく、暗算していることが挙げられるでしょう。
頭の中で計算するだけでは視覚的に数値を確認できませんし、後から見直すこともできません。
暗算が極めて得意などの場合以外、解答用紙に途中式を残しておくようにしましょう。
見直し不足
見直しが不足していると、計算ミスが起きやすくなります。
先ほど説明した通り、計算ミスは焦りやプレッシャー、緊張感によって引き起こされます。
そのため、テスト中は計算ミスが起きやすい状態であることを認識して、見直しする習慣をつけましょう。
ただ、見直しする時間が残されていない場合もあるので、簡単な計算問題から見直しすることをおすすめします。
計算ミスがひどい場合の対処法
ここでは、計算ミスがひどい場合の対処法を紹介します。
途中式を残す
計算ミスを減らすために、途中式を残すようにしましょう。
途中式があることで解答中にミスに気づく可能性が高まりますし、後から見直す際も一から計算し直す手間がなくなります。
計算できるスペースが限られている場合でも、工夫して全ての式を残しておくことが大切です。
焦っていると雑な字で計算してしまいがちですが、後から見直しできるくらいのクリアな字で途中式を残すことをおすすめします。
計算ミスしてしまう原因を探る
計算ミスしてしまう原因を明らかにし、それらの原因を意識するだけでもミスを軽減することができます。
原因がわからない状態だと改善できず、同じミスを繰り返しやすくなります。
例えば、焦りで計算ミスしやすい人は、時間内に解答できるように時間配分に注意することで改善を目指すことができます。
ただ、計算ミスの原因は一つとは限らないため、多角的な視点から計算ミスの要因を考えることが大切です。
時間配分を意識する
計算ミスを防ぐためには、時間配分を意識することも重要です。
時間配分を間違えてしまうと時間が足りなくなり、焦りやすくなってしまいます。
事前にテスト形式がわかる場合は、練習問題などを利用して時間を測り、どれくらいのスピード感で解けばいいか掴んでおくとよいでしょう。
また、時計を利用できる場合は、適宜時計を確認しながら解答を進めることが大切です。
効率的な計算をする
効率的な計算をすることで、計算ミスする可能性が減りますし、計算スピードを上げることができます。
効率的な計算をするということは、計算を可能な限りシンプルにすることです。
例えば、「95-16」であれば、一時的に「95」を「100」に置き換えることで、「100-16=84」という数値をすぐに導き出すことができます。
そこから上乗せした「5」をマイナスすれば、「79」という答えになります。
ただ、慣れていない方法で計算をするとミスが発生しやすくなるので、練習したり、見直ししたりすることが重要です。
数字は見やすく書く
数字を見やすく書くことも計算ミスを減らす上で効果的です。
数字が汚いと読み間違えてしまい、計算ミスに繋がってしまいます。
例えば、殴り書きした「1」を「7」と間違えてしまったというケースがあります。
問題用紙のスペースが限られている場合でも、しっかりと数値を読み取れるように計算することが大切です。
ただ、途中式を丁寧に書くために時間をかけすぎると、時間が足りなくなる可能性があるので時間配分にも注意してください。
数学的理解や知識が間違っていない確認する
数学的理解や知識が間違っていないか確認することも重要でしょう。
計算ミスが起きる原因として、そもそもの数学的理解や知識を間違えている可能性があるためです。
例えば、公式を間違えて覚えていたり、計算の順番を間違えていたりなどのケースが挙げられます。
数学の難易度が上がると、より複雑な公式を覚える必要があります。
そのため、計算ミスした際に公式などの数学的理解や知識が間違えていないか確認することをおすすめします。
計算ミスを克服しよう
今回の記事では、計算ミスがひどい4つの原因や計算ミスがひどい場合の対処法を紹介しました。
計算ミスは焦りや緊張などの心理的状態から生じることもありますし、暗算や見直し不足などで起きる可能性もあります。
計算ミスがひどいという人は、自分が計算ミスしてしまう原因を明らかにして、改善を目指すことが重要です。
数字を見やすく書いたり、途中式を残したりなど、計算ミスを防ぐ上で基本的なことも忘れないで行いましょう。
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