「国語のテストの点数がいつも低い」
「長文問題の間違いが多い」
など、国語に苦手意識を持っている方は多いのではないでしょうか?
国語ができない人は、読書習慣がない、新聞を取らない家庭にいるなど、共通の特徴を持っているケースが多いです。
国語の成績を伸ばすには、こういった特徴と自分の状況を照らし合わせ、国語ができない原因を明らかにするとよいでしょう。
今回の記事では、国語ができない人の特徴と国語の苦手意識を克服する方法を紹介します。
普段の生活に気軽に取り入れられる習慣を紹介するので、国語の苦手意識を克服しましょう。
国語ができない人の特徴 ここでは、国語ができない人の特徴を紹介します。 読書習慣がない
読書習慣がない人は国語ができない傾向にあります。
普段から活字に触れる習慣がないと、語彙力や読解力を養うことができず、問題を解答するスピードが遅くなってしまうためです。
一概に読書といっても、ライトノベルや漫画、図鑑などの書物でも活字に触れる機会を得ることができます。
そのため、読書習慣がない人は日常生活の中で活字を読む機会を作り出すことが大切です。
新聞を取らない家庭にいる
国語ができないと感じる人は、新聞を取らない家庭にいる可能性があります。
先ほど説明した通り、国語力は「どれくらい活字に触れてきたか」で左右されることがあるためです。
子どもにとって新聞は活字に触れる良いきっかけとなります。
また、プロのライターが執筆した文章に触れることで、難しいフレーズや新たな語彙などにも巡り合うことができます。
近年はスマートフォンの普及により、新聞を取らない家庭も増えてきていますが、子供向け新聞などもあるので、学習機会を広げる目的で取り入れてみるとよいでしょう。
語彙力がない
国語に苦手意識を持っている人の中には、語彙力が不足していると感じる人が多いようです。
語彙力は漢字問題を解答する上で重要な役割を担います。
また、語彙の意味を知らないと文章の意味を捉えることができず、長文などの読解をするのが難しくなってしまうのです。
先述した通り、読書や新聞などに触れる機会が少なく、日常的に活字を読んでいないと語彙力が伸びにくくなります。
しかし、語彙力を身につければ国語の成績は伸ばせると捉えることもできます。
そのため、語彙力が足りていない人は活字に触れる機会を増やすことが大切です。
文章を書くのが苦手
文章を書くのが苦手という人で、国語ができないという人は少なくありません。
文章構成能力とは、文章のまとまりや道筋、順番の立て方などを考える力のことです。
この文章構成能力が不足していると、読み手にとって分かりづらい文章になってしまいます。
文章を書く際は「起承転結」、つまり「はじめ・なか・まとめ・むすび」を意識することが重要です。
文章を書くのが苦手な人は、起承転結を意識しながら短い文章などで練習してみるとよいでしょう。
論理的思考力が低い
論理的思考力は国語の問題を解く上で欠かせないスキルのひとつです。
論理的思考力とは「物事を体系的に理解して筋道を立てながらシンプルに捉える能力」を意味します。
この論理的思考力が低いと文章の内容を整理することが難しいため、テストでも高い点数を取ることができません。
論理的思考力を鍛える方法はさまざまですが、まずは国語の練習問題に挑戦してみて、間違えた原因をしっかりと探ることが大切です。
普段あまり話さない
普段話す機会が限られている人は、国語が苦手なケースが多いです。
読書や新聞などでインプットできていたとしても、アウトプットする機会が限られていると新しく覚えた語彙を使って練習することができません。
例えば、保護者の仕事が忙しい、あまり自己表現が得意でないという方は、普段話す機会が少ない可能性があります。
こういった場合はアウトプットを意識した勉強方法を取り入れてみるとよいでしょう。
読解力がない
読解力は国語の問題を解く上でベースとなるスキルです。
読解力とはテキストを正しく読んで意味を理解したり、自分の意見を論理的に考えたりするスキルを意味します。
長文を客観的に理解する力に限らず、それぞれの問題をスピーディーに把握するスキルも読解力と深く関連しています。
そのため、読解力がないと文章を正しく読むことができず、意見を考えることができません。
長文問題を繰り返し解くなどして、集中的に読解力のスキルアップを目指すことをおすすめします。
国語の苦手意識を克服する方法
それでは、国語の苦手意識を克服するにはどうすればいいのでしょうか?
自分に合った方法を見つけて国語力を向上させましょう。
活字に触れる
普段読書をしない、新聞を読まないという人は、活字に触れる機会を作ることが重要です。
活字に触れることで語彙力が広がりますし、何よりも文章を読むという行為に慣れることができます。
例えば、隙間時間にスマートフォンではなく読書をする、1日15分新聞を読む時間を作るなど、少しずつ活字に触れる機会を増やすことをおすすめします。
文章を読むのが苦手という人は、自分の好きなことや趣味に関連した書物を選ぶとよいでしょう。
辞書を引く習慣を身につける
辞書を引く習慣を身につけることも、国語の苦手意識を克服する上で大切です。
新しい語彙を覚えたとしても意味を正しく理解していないと、適切に使うことができませんし、意味がわからないまま定着しません。
辞書には言葉の意味だけでなく、使用方法や関連性の高い言葉なども記載されています。
現在は紙の辞書に限らず、電子辞書なども幅広く展開されているので、使いやすい辞書を選びましょう。
日記をつける
日記は文章構成力が低い人や、日常でアウトプットする機会が少ない人におすすめです。
日記をつけることで文章を書く練習ができますし、自分の考えを言語化する機会を得られます。
また、日常生活の身近なテーマを選ぶことで、文章を書くハードルも下がります。
毎日続くか不安な人は、数行にまとめる、時間のある時にまとめて書くなどして工夫しましょう。
読んだ本を要約する
読書後にどのようなストーリーや内容の本だったかを要約することで、国語力をアップさせることができます。
要約には読解力だけでなく、論理的思考力や文章構成力など、さまざまなスキルが求められます。
さらに、読書の感想や気になったポイント、新しい語彙などを要約とあわせてまとめておくことで、語彙力や思考力を深めることができます。
読書用ノートを用意して、自分だけの読書記録を残しておきましょう。
音読をする
国語ができないという人は、音読する習慣をつけることをおすすめします。
音読することによって視覚だけでなく聴覚も使って文章を把握できるので、より深く内容を理解しやすくなります。
例えば、本や新聞、教科書など身近にあるものを声に出して読んでみましょう。
読み方がわからない単語はそのまま放置するのではなく、辞書を使って読み方をしっかりと調べることが大切です。
国語の苦手意識を克服しよう
今回の記事では、国語ができない人の特徴と国語の苦手意識を克服する方法を紹介しました。
本や新聞を読む習慣がない、文章を書くのが苦手など、国語ができない人には共通した特徴がみられます。
国語は漢字などを暗記するだけでなく、論理的思考力や文章構成力、読解力などさまざまなスキルが求められます。
そのため、日常生活の中で活字に触れたり、文章を書く機会を作ったりするなど、普段から少しずつ意識することが大切です。
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