「中学校の勉強へのモチベーションが保てない」
「勉強についていくのが大変」
など、勉強に苦戦している中学生は少なくありません。
中学生は勉強しないと将来どうなってしまうのでしょうか?
どのような末路が待ち構えているか不安を抱えている人は多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、能力や進路、将来などの視点から勉強しない中学生の末路を紹介します。
勉強しない中学生のモチベーションを上げる方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
中学生が勉強しないとどうなる?
勉強しない中学生は将来どうなるのでしょうか?
結論から述べると、将来の選択肢が少なくなる可能性があります。
もちろん、ビジネスやスポーツなど勉強以外の道で成功する可能性もあり、勉強だけが全てではないかもしれません。
しかし、成功できる確率を考えると、中学生が勉強しないリスクは大きいといえるでしょう。
特に中学校は基礎学力を身につける段階です。
そこでつまずいてしまうと、高校や大学、就職先の選択肢が限られてしまいます。
【能力・進路】勉強しない中学生の末路
ここでは、勉強しない中学生の能力や進路はどうなるのか、その末路を紹介します。
選べる高校が少なくなる
中学校で勉強をしないと、選べる高校が少なくなります。
卒業後は高校に進学する人が多いですが、中学の基礎ができていないと高校受験に失敗してしまうためです。
行きたい高校があったのに、偏差値が足りずに落ちてしまったという人も見受けられます。
自分の学力レベルにあわせて志望校を決める必要があるので、選択肢も必然的に限られてしまうのです。
そのため、高校受験で失敗しないためにも、しっかりと普段から勉強するしましょう。
勉強の習慣が身につかない
中学校は勉強の習慣を身につける大切な時期です。
中学校で勉強をサボってしまうと、勉強の習慣が身に付かずに高校や大学で苦労する可能性が高まります。
特に高校は中学と違い、勉強のレベルが一気に上がります。
勉強を習慣づけられていないと、テストで低い点数を取ってしまったり、大学の選択肢が狭まったりしてしまいます。
中学校の段階で予習や復習、テスト勉強などの習慣をつけることが重要です。
基礎が身につかない
勉強をしない中学生の中には、基礎が身についていないと感じている人が多く見受けられます。
基礎が身についていないと、応用レベルの問題に対応することができませんし、これから先の学習にも影響が出てしまいます。
また、就職する場合でも計算や読解力などが身についておらず、苦労したという人も存在します。
中学校のレベルであれば、予習や復習などの基本的な勉強を行うことで、基礎能力は自然と身についていきます。
【将来】勉強しない中学生の末路
勉強しない中学生は将来どうなってしまうのでしょうか?
就職先が見つからない
中学生が勉強しないと就職先が見つからない可能性があります。
高校に進学せずに就職を選択した場合、就職先は限られますし、進学した場合でも基礎的な能力が低いと判断され、企業面接に落ちてしまうことがあります。
就職できたとしても、本来自分がやりたかったことができずに、自己実現に失敗してしまう可能性が高いのです。
収入が少なくなる
中学生が勉強しないで就職した場合、高校や大学に進学した場合と比べて収入が少なくなる可能性が高まります。
厚生労働省の資料によると学歴別平均賃金(令和3年度)は、以下の通りです。
- 高校:271.5万円
- 専門学校:288.4万円
- 高専/短大:289.2万円
- 大学:359.5万円
- 大学院:454.1万円
これらの数字からも読み取れるように、学歴に応じて収入が高くなることがわかります。
つまり、中卒の場合はこれらの収入よりも低くなる可能性が高いのです。
病気になりやすい
中学生が勉強しないと収入が低くなると説明しましたが、お金に余裕がないと健康管理にかけられるコストも時間も限られてしまいます。
その結果、病気になるリスクが高まってしまうのです。
例えば、給料が低く長時間労働の仕事に従事している場合、睡眠時間や運動習慣、ストレスなどの健康管理に影響が出てしまいます。
また、病気になった場合に休むと必然的に収入が減ってしまうため、さらに状態が悪化してしまいます。
このような悪循環を作らないためにも、中学生の段階で勉強することが大切なのです。
勉強しない中学生のモチベーションを上げる方法
ここでは、勉強しない中学生のモチベーションを上げる方法を紹介します。
勉強する習慣を少しずつ身につけていく
勉強する習慣を少しずつ身につけていきましょう。
いきなり勉強を始めるのはハードルが高いですが、少しずつであれば挑戦しやすいためです。
例えば、1日30分復習する時間を作る、隙間時間に暗記する習慣を身につけるなど、自分が取り組みやすい勉強法を見つけるとよいでしょう。
それでもモチベーションが保てない場合は、歴史漫画を読む、洋楽の英単語を聞き取るなど、趣味や娯楽の延長線上の感覚で挑戦してみることをおすすめします。
学習環境を整える
勉強のモチベーションを保つためには、学習環境を整えることが重要です。
スマホやゲーム、パソコンなど、集中力を保ちにくい環境だと勉強はなかなか続きません。
そういったアイテムが目に入らないように工夫する、勉強時間を管理できるようにタイマーを設置するなど、勉強モードに切り替えやすい環境を作るとよいでしょう。
図書館や塾の自習室など、自宅以外にも勉強できる場所を作るのもひとつの手段です。
読書から始める
いきなり勉強となるとハードルが高いと感じる人も多いですが、読書は勉強している感覚が薄れるので挑戦しやすいと感じる人が一定数存在します。
例えば、一見勉強と関連性が低そうな小説やライトノベルなどでも、読み進めることで読解力や語彙力などを養うことができます。
読解力や語彙力は国語の勉強に直結しますし、他の科目でもテスト問題を読解する力がつくなど、さまざまな効果を期待できます。
就寝前や休憩時間、お風呂などの時間を有効活用して、毎日読書する習慣を身につけることが大切です。
塾に通う
自分で勉強のモチベーションを保てないという中学生は、塾に通うのもよいでしょう。
塾では生徒の実力に合わせたカリキュラムが組まれるので、自分に合ったレベルで勉強を進められますし、学習方法に関するアドバイスを受けることができます。
また、塾に通うという習慣ができるので、勉強を習慣化させやすいです。
しかし、塾に通うにはコストがかかりますし、スケジュールが忙しくなってしまう可能性があるのでしっかりと検討してから決めるとよいでしょう。
勉強のモチベーションをアップしよう
今回の記事では、勉強しない中学生の末路に対して不安を感じている方に向けて、能力や進路、将来などの視点から勉強しないリスクを説明しました。
勉強を習慣化させ、基礎的な能力を伸ばす上で重要な中学校。
全く勉強しないでいると将来の選択肢が少なくなり、経済や健康面における懸念も高まります。
勉強になかなか取り組めないという方は、勉強に関連したコンテンツをみたり、読書習慣を身につけたりして、勉強へのハードルを徐々に低くすることをおすすめします。
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