「大学受験の志望校を変更できるのはいつまで?」と疑問をお持ちの方の中には、志望校選びで頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。
志望校をいつまでに最終決定すればいいか知っておくことで、状況を見ながら自分にとって最善の選択をできるようになるかもしれません。
今回の記事では、志望校を変更できるタイムリミットや志望校を変更すべき理由、志望校を変更する際のポイントを紹介します。
今後の大学生活、およびキャリアを左右する大切な選択なので、しっかりと検討してから志望校を変更することが大切です。
【大学受験】志望校を変更するのはアリ?
大学受験で志望校を変更するのはアリなのでしょうか?
結論から述べると、志望校変更することは可能です。
実際、志望校を途中で変更する人は数多く見受けられます。
志望校を変更する理由は個人によってさまざまです。
しかし、「模試の判定が悪かった」などという理由で早めに志望校を変更してしまうと、モチベーションを保ちにくくなったり、勉強時間が減ったりする可能性があります。
早い段階で志望校を下げてしまうのではなく、あらかじめ期限を決めた上で志望校変更を検討することが大切です。
志望校を変更すべき理由
志望校を変更すべき理由にはどのようなものが挙げられるでしょうか?
学びたいことが変わった
学びたいことが変わった場合、志望校を変更することをおすすめします。
大学で学べる学問は多岐に渡り、何を学べきか悩んでいる学生は多いです。
一度決めた志望校よりも魅力的な学部や大学に巡り合うかもしれません。
そのような場合は、今後の学生生活を充実させるためにも、学びたいことが変わった段階で志望校を変更するとよいでしょう。
学びたいことを優先させずに志望校を決めてしまうと後悔する可能性が高くなります。
ただ、何度も志望校を変えると目標設定しにくくなるので、志望校を変更する際は慎重に最終決定することが重要です。
合格の可能性が極めて低い
志望校に合格できる可能性が極めて低い場合は、志望校を変更する選択肢を視野に入れましょう。
志望校に合格できなかった際は、併願校に進学、もしくは浪人生活などの選択をする必要があります。
浪人で塾に通うとなるとその分コストがかかりますし、併願先では納得できないかもしれません。
志望校を戦略的に変更することで、元々志望していた大学以外のところに進学する後悔が減ったり、合格の期待を持ちながら勉強に励んだりできます。
【タイムリミット】志望校を変更できるのはいつまで?
それでは、志望校を変更できるのはいつまでなのでしょうか?
共通テスト後
志望校を変更できるタイムリミットは、共通テスト後です。
共通テストは通常1月に開催されます。
共通テスト後に志望校に願書を提出する必要があるので、願書提出前が志望校を変更できるラストチャンスということになります。
特に、国公立が第一志望の場合は、共通テストの結果を考えて受験先を決定しなくてはいけません。
また、私立を志望している場合でも、共通テストでの自分の実力を踏まえた上で志望校を決定することも可能です。
夏休み後
志望校を変更できるタイムリミットは共通テスト後ですが、夏休み後に志望校が決定しているのが理想といえるでしょう。
大学によって行うべき対策が異なるので、早めの段階で志望校が決まっていれば、その分準備も多く行えることになります。
夏休み中に模試を受けるなどして自分の実力を測り、第一志望、もしくは併願先を決定するとよいでしょう。
ただ、願書の提出時期や受験形式、大学のタイプ(国立か私立)などによって、志望校を決定すべきベストなタイミングは変わってきます。
しっかりと先生のアドバイスを受けながら、時間に余裕を持って志望校を決定することが重要です。
志望校を変更する際のポイント
ここでは、志望校を変更する際のポイントを紹介します。
共通テストまでは志望校を下げない
夏休み後までに志望校が決まっているのが理想ですが、夏休み後の時点で実力が足りていない場合でも、共通テストまでは志望校を下げないことをおすすめします。
残りの期間で実力が伸びる可能性は十分にありますし、志望校を下げるとモチベーションも保つのが難しくなってしまうためです。
ただ、共通テスト後に志望校を変えるとなると、志望校の対策をする時間が限られてしまうので、前もって情報取集しておくとよいでしょう。
情報をしっかりと集める
先述した通り、志望校を変更する際は情報をしっかりと集めることが大切です。
変更するのは共通テスト後だとしても、夏休みなどを使って情報収集を行っておくことをおすすめします。
どのような対策をすればいいのか、いつから対策をスタートさせればいいのかなど、変更後の計画を立てるためにも情報は欠かせません。
もちろん、願書の提出期限や学部で学べる内容、大学の雰囲気などの基本的な情報も把握した上で志望校を変更することが求められます。
受験科目は変更しない
受験科目は変更しないことがポイントです。
受験科目は文系か理系、私立か国立かなど、志望大学や受験形態によって変わってきます。
受験科目を変えなくてはいけない志望校に変更するとなると、新たに対策する必要があり、限られた時間で試験範囲を網羅することは難しいでしょう。
同じ受験科目、もしくは勉強してきた受験科目から選べる志望校を選ぶことが大切です。
また、大学によっては教科によって配点が異なることがあるので注意してください。
後悔しない選択か確認する
元々志望していた大学を諦める際は、本当に後悔しない選択か確認してください。
進学先によって今後の大学生活や学べること、キャリアなどが大きく左右されます。
元々志望していた大学以外にも納得できる志望校がある場合は、戦略的に変更することも大切ですが、そうでない場合は後悔する可能性が高いです。
どうしても行きたい大学があるという人は、浪人という選択肢も残っているので、先生や保護者など周りの人に相談して進路を決めましょう。
周りに相談する
志望校を変更する際は、自分ひとりで決めるのではなく周りに相談することが重要です。
受験勉強に追われながら、焦って志望校を決めると視野が狭くなり、選択を誤ってしまう可能性があります。
特に学校や塾で経験を積んでいる先生は、これまでに何人もの受験生をサポートしてきた経験があります。
そういった人に意見をもらうことで、自分の選択に自信を持つことができます。
志望校を変更しなくても大丈夫だったり、志望校の変更が早すぎたりするケースなどもあるので、周りからアドバイスをもらいましょう。
変更先の大学を見学してみる
志望校を変更して後悔しないためにも、変更先の大学を一度見学してみることをおすすめします。
大学見学をすることで、自分に合いそうな雰囲気か、学問に魅力を感じるかなど、さまざまな情報を集めることができます。
もちろん、受験時期は勉強に追われていて余裕がないかもしれませんが、今後数年間を過ごすキャンパスなので、しっかりと見学をしておくことが大切です。
後悔しない志望校を選ぼう
今回の記事では、志望校を変更できるタイムリミットや志望校を変更すべき理由、志望校を変更する際のポイントを紹介しました。
学びたいことが変わったり、合格の可能性が極めて低かったりする場合は、志望校を変更した方がいいかもしれません。
大学受験で志望校を変更できるタイムリミットは1月の共通テスト後です。
しかし、速やかに最終決定できるように事前に情報を集めておくことをおすすめします。
周りのアドバイスに耳を傾けながら、後悔しない選択をしましょう。
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