「浪人生の成績が伸びないのはどうして？」
「どうしたら浪人中の成績を伸ばせる？」
と悩みを抱えている人は少なくありません。
成績が伸びないと感じながらも闇雲に勉強を進めてしまうと、効率的に成績を伸ばすことができず、時間が無駄になってしまう可能性があります。
まずは自分の成績が伸びない原因を解析することが大切です。
今回の記事では、浪人で成績が伸びない理由や浪人生が実力を伸ばす方法を紹介します。
成績が伸び悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
浪人して成績が伸びないことはあるの？
浪人して成績が伸びないことはあるのでしょうか？
浪人生の中には、浪人で伸びるタイプと伸びないタイプがいます。
例えば、部活などで勉強に集中できなかった学生が浪人で一気に成績が伸びたというパターンもありますし、自分に合う勉強法を見つけられずに実力が伸び悩んでしまうパターンもあります。
「浪人して勉強に集中すれば成績は伸びる」という先入観を持っている人もいますが、必ずしもそうではないことを覚えておきましょう。
浪人で成績が伸びない理由
それでは、浪人で成績が伸びない理由には何が考えられるでしょうか？
勉強が作業的になっている
浪人生の成績が伸び悩む理由として、勉強が作業的になっている可能性があります。
勉強が作業化している状態は、「とりあえずテキストの内容をノートに写している」「間違えたところを復習せずに問題集をただ解いている」などをイメージするとわかりやすいでしょう。
受験までの限られた時間を有効活用するには、自分の苦手範囲を意識しながら勉強を進める必要があります。
勉強が作業化してしまうと、どれだけ多くの時間を勉強に費やしたとしても定着しにくくなってしまうのです。
応用レベルに対応できていない
基礎はできているとしても、応用レベルに対応できていないと実力が反映されません。
受験において基礎レベルの学習は欠かせない要素です。
ベースとなる知識がないと基礎知識が問われる問題に解答することができません。
しかし、基礎ばかりに集中してしまうと、応用レベルの問題に対応する力が身に付かず、成績が伸び悩んでしまう可能性があります。
基礎だけでなく、難易度の高い練習問題を解くなどして、少しずつレベルを上げていくことが大切です。
苦手分野を避けている
自分の得意分野にフォーカスし苦手分野を避けてしまっていると、成績を大きく伸ばすことは難しいでしょう。
勉強をする際は、どうしても自分の好きな分野や得意分野からスタートしてしまいがちです。
しかし、分野によって勉強時間に偏りがあると、受験科目を網羅することができません。
模試などの成績を参考にしながら自分の苦手分野を分析し、勉強のスケジュールを立てることが大切です。
時間に余裕があると考えている
「浪人生活は時間に余裕がある」「受験までゆっくり勉強すればいい」という考えは危険かもしれません。
もちろん、自分にプレッシャーをかけすぎるとストレスになってしまうので注意が必要ですが、浪人生活は思うよりもあっという間に時間が過ぎていきます。
勉強が定着するには時間がかかります。
そのため、受験日が近づいてから本格的に勉強を始めるのでは遅いのです。
「いつまでに〇〇の分野を終わらせる」など、期間ごとに目標を設定することをおすすめします。
生活リズムが崩れている
生活リズムが崩れていると、集中力に影響を与えてしまいます。
集中力が低下すると勉強に集中できず、効率的に勉強を進めることが難しくなってしまうでしょう。
さらに、生活習慣は健康状態にも多大な影響を与えます。
具体的に言うと、体調が悪くなったり、ストレスを感じやすくなったりします。
そのため、食事や睡眠、運動など、健康的な生活習慣を心がけることが大切です。
自習せずに塾の授業だけ受けている
自習せずに塾の授業だけ受けている場合、成績が思うように伸びないかもしれません。
塾の授業は主にインプットの時間です。
専門知識をもつ講師から大切な知識やポイントを教えてもらいます。
しかし、受験で必要になるのはアウトプットの力です。
自分のもつ知識を基盤にどのように解答するかが受験の合否を左右します。
そのため、問題集や模試で知識をアウトプットする、間違えた問題を再度インプットし直すというサイクルを意識することが重要です。
浪人生が実力を伸ばす方法
ここでは、浪人生が実力を伸ばす方法を紹介します。
目標を明確にする
まず、受験勉強をスタートするには目標を明確にする必要があります。
目標はスケジュールや勉強の方法などを決めるための基盤となるため、目標が曖昧な状態だと勉強のプロセスも軸のないものになってしまいます。
具体的にいえば、合格したい大学のレベル、偏差値、伸ばしたい科目、目標達成を目指す期間などを明確化させましょう。
こういった目標をしっかりと言語化しておくことで、現時点の実力と比較しながら勉強を進めることができます。
スケジュールを立てる
目標が設定できたら、次はスケジュールを立てていきます。
限られた時間内で効率的に勉強を進めるためには、綿密なスケジュールを立てることは欠かせません。
スケジュールを立てずにいると、受験勉強が全然終わらない、得意分野に集中しすぎたなどの事態を招く可能性があります。
長期的なスケジュールのほか、1ヶ月、1週間、1日などにわけて細かくスケジュールを立てることをおすすめします。
模試の復習をする
浪人生は自分の実力を図るために、塾などで開催される模試を受けることができます。
こういった模試は受けて終わりにするのではなく、結果をしっかりと分析することが大切です。
模試の結果から苦手な分野を見つけることで、成績を伸ばすためにフォーカスすべきポイントが明らかになります。
また、模試の結果をもとにスケジュールを再度組み直すことも重要です。
臨機応変にスケジュールを組まないと、本当に必要な勉強を後回しにしてしまうことになります。
スマホの電源を切る
勉強に集中するために、スマートフォンの電源を切るようにしましょう。
スマートフォンを持っていると、インターネットや動画コンテンツ、SNSなどが気になってしまい、勉強に集中できない可能性があります。
実際に「SNSのショート動画を見ていたら2時間経っていた」と言う経験がある人も多いのではないでしょうか。
勉強する部屋にはスマートフォンを持ち込まない、保護者に預かってもらうなどして、スマートフォンで集中力がきれないように工夫しましょう。
浪人生は覚悟を持って勉強に励もう
今回の記事では、浪人で成績が伸びない理由や浪人生が実力を伸ばす方法を紹介しました。浪人生でも真摯に受験勉強に取り組めば医学部に合格するなど、大きな成果を上げることができます。
実際、下記では二浪でも逆転合格する方法について紹介されています。
参考サイト：医学部受験は二浪生でも合格できる？現役生と一浪生の違いと一緒に徹底解説
ただし、浪人生は時間があるから大丈夫、勉強していればいつか成績が伸びるなど、楽観的に浪人生活を考えていると危険かもしれません。
成績が伸びない場合、勉強方法やスケジュールの立て方、意識に問題がある可能性があります。
まずは原因を解明して、勉強方法を改善していくことが大切です。
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