「小学生に塾は必要?」
「塾はいつから通わせるべき?」
など、小学生のお子様を塾に通わせたら後悔するのではないかと不安を感じている方は少なくありません。
小学生を塾に通わせるべきかは、その目的や現在の状況によって変わります。
そのため、お子様を塾に通わせる目的を一度明確にしてから検討するとよいでしょう。
今回の記事では、小学生を塾に通わせて後悔する4つの理由や、塾に通っても後悔しない小学生の特徴、保護者の方が注意すべき後悔しないためのポイントを紹介します。
塾に通わせるべきか悩んでいる方は、本記事を参考にしながら検討してみましょう。
小学生が塾に通う必要はある?
「周りの子が塾に行き始めた」「中学生からでは遅い?」と、小学生が塾に通う必要はあるか疑問をお持ちの方は多く見受けられます。
しかし、一方でとりあえず塾に通わせたけど、コストがかかる、勉強嫌いになったなど、後悔する声があるのも実情です。
小学生が塾に通うべきかは、現在のお子様の状況や塾に通う目的によって変わってきます。
例えば、中学受験を控えている、勉強についていけないなど、小学生が塾に通う目的はさまざまです。
こういった目的やお子様の状況を考慮せずに、とりあえず塾に通わせてしまうと後悔する可能性が高まります。
小学生を塾に通わせて後悔する4つの理由
小学生を塾に通わせて後悔する4つの理由を紹介します。
遊べる時間が少なくなる
塾に通わせたことで、子どもの遊べる時間が少なくなったと後悔する声が見られます。
塾に通うとなると、塾での講義や塾で出される宿題、予習、復習など、勉強する時間が増えるためです。
小学生は勉強以外にも、友達を作ったり、体を思いっきり動かしたりできる大切な時期ですが、塾に通った場合こういった時間を確保できなくなってしまいます。
十分に遊べないことで、お子様のフラストレーションが溜まってしまう可能性があります。
塾に通う明確な理由がない
塾に通う明確な理由がない場合、後悔する可能性が高いでしょう。
「周りの子が通っているから」「塾に通わせておけばなんとなく安心する」などの曖昧な理由で塾に通わせていると、目的意識がないために塾に通わせるメリットを実感しづらいのです。
一方、中学受験を控えている、勉強の習慣を身につけさせたいなど、具体的な目的がある場合は、塾に通うことで目的を達成する可能性があります。
目的が明確になっていない方は、後悔しないためにも再度目的を振り返ってみるとよいでしょう。
コストがかかる
塾に通わせるにはある程度のコストがかかります。
中には、お金をかけたのに結果が得られず後悔したという人も見受けられます。
月謝や入会金、教材費、塾に通うための交通費など、さまざまな費用を考慮しなくてはいけません。
なお、集団塾ではなく個別塾に通う場合は、月謝や入会金はより高くなる傾向にあります。
将来的に私立学校に通ったり、高校受験や大学受験の際に塾に通ったりする可能性があることを考えると、小学生の塾にどれくらいのコストをかけるべきか一度検討してみることをおすすめします。
勉強のモチベーションが低下する
小学生が塾に通うことで、勉強のモチベーションが低下する可能性があります。
勉強を強制的にやらされている感覚から、勉強へのやる気が下がってしまうことがあるためです。
勉強への興味は、塾での勉強以外にも読書や動画コンテンツ、外出時の経験などからも引き出すことができます。
お子様がどういったことに興味を持っているか、塾での勉強があっているかなどを考えた上で、通わせるべきか決めるとよいでしょう。
塾に通っても後悔しない小学生の特徴
塾に通っても後悔しない小学生の特徴を紹介します。
授業を理解できていない
小学校の授業を理解できていない場合、塾に通わせることで学校の授業のペースについていけるようになるかもしれません。
小学校は勉強する上での基礎を作る重要な時期です。
この時期の勉強を十分に理解できていないと、中学校や高校などで苦労する可能性が高まります。
こういったリスクを軽減させるためにも、小学生のうちから塾に通わせるのもひとつの手段でしょう。
仕事などで保護者が忙しい
仕事などで保護者が忙しく、勉強の面倒をみられない場合に、塾に通わせるケースは多く見受けられます。
小学校から出される宿題など、小学生は家で勉強しなくてはいけないことがよくあります。
しかし、疑問が生じた際にすぐに質問できる人が周りにいないと、わからない部分がそのままになってしまう可能性があります。
こういった疑問の積み重ねは成績やテストにも影響しますし、疑問を解消するという習慣が身につかないかもしれません。
そこで、塾の先生に自宅学習の面倒を委ねることで、疑問がそのままになるといった事態を避けることができます。
不登校・休むことが多い
不登校・休むことが多い小学生は、塾に通うことでメリットを得られる可能性が高いです。
「小学校の勉強が面白くない」「教室で勉強するのが苦痛」などといった理由で、不登校もしくは休むことが多い場合、勉強に遅れてしまう可能性があります。
そういった場合は、塾に通うことで遅れた分の学習を進めることができるのです。
また、塾はより柔軟性が高く、お子様の気分や都合にあわせてスケジュールを決められるのもメリットになります。
難易度の高い勉強に挑戦したい
難易度の高い勉強に挑戦したいといった場合、塾に通うことで小学生のレベル以上の勉強に励むことができます。
お子様の中には、「小学校の勉強が簡単すぎる」「授業がつまらない」と感じているケースもあります。
集団学習の小学校は先に勉強を進めることは難しいですが、塾であれば自分の好きなペースで難易度の高いレベルに挑戦できるのです。
特に中学受験を考えていたり、将来偏差値の高い高校や大学を視野に入れていたりする場合は、先に勉強を進めることでより受験に取り組みやすくなるでしょう。
小学生が塾に通っても後悔しないためのポイント
小学生が塾に通っても後悔しないためのポイントを紹介します。
塾に通う目的を明確にする
まず、塾に通う目的を明確にすることが重要です。
先述した通り、塾に通う目的が曖昧なままだと後悔する可能性が高まります。
本当に小学生のお子様を塾に通わせるべきか判断するためにも、目的を考え直してみましょう。
目的とあわせて、塾に通うメリットとデメリットをリスト化することをおすすめします。
小学校以降でも多くの教育費が必要になる場合もあるので、コスト面に関してもしっかりと検討することが大切です。
知名度や金額だけで塾を選ばない
塾を選ぶ際、知名度や金額だけで塾を選ばないようにしましょう。
「有名だから」「安いから」などといった単純な理由で塾を通わせてしまうと、目的にあった学習ができずに後悔する可能性があります。
例えば、受験に特化していたり、個別指導を得意にしていたりなど、塾によってさまざまな特徴があります。
こういった特徴を踏まえた上で、目的にあう塾を選ぶようにしましょう。
後悔しないように最適な塾を選ぼう
今回の記事では、小学生を塾に通わせて後悔する4つの理由や、塾に通っても後悔しない小学生の特徴、保護者の方が注意すべき後悔しないためのポイントを紹介しました。
小学生を塾に通わせて後悔するかどうかは、目的は状況によって異なります。
塾に通わせたほうがメリットを得られるケースもありますし、後悔する場合もあります。
とりあえず塾に通わせるのではなく、まずは目的を明確にして塾が本当に必要かじっくりと検討することが大切です。
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