「偏差値を40から60に上げることは可能なの?」と疑問を持っている受験生の中には、「自分のレベルよりも難易度の高い志望校を目指したい」と考えている人が多く存在します。
果たして偏差値を40から60に上げることは可能なのでしょうか?また、実力を伸ばすにはどのように勉強を進めればいいのでしょうか?
今回の記事では、偏差値40から60に上げるためのステップや勉強を進める上でのポイントを紹介します。
勉強方法がわからない人や、受験に不安を感じている人は、本記事を参考にしながら勉強スケジュールを立ててみましょう。
偏差値を40から60に上げることは可能?
偏差値を40から60に上げることは可能なのでしょうか?
結論から述べると、時期にもよりますが偏差値を40から60に上げることはできます。
実際に実力を偏差値60にまで伸ばした人は一定数見受けられます。
しかし、目標を達成するまでの道のりは決して楽なものではありません。
まとまった勉強時間を確保する必要がありますし、計画的に勉強を進めることが求められます。
ポイントを抑えることで効率的に勉強を進められるので、勉強スケジュールを立てるところから始めることが大切です。
偏差値60はどれくらいのレベル?
偏差値60とは一体どれくらいのレベルなのでしょうか?
中学、高校、大学ごとに分けて、偏差値60の学校を一部紹介します。
四谷大塚のホームページによると、中学受験における偏差値60は以下の学校のレベルが目安となります。
- 東京学芸大学附属世田谷中学校
- 明治大学付属明治中学校
- 千代田区立九段中等教育学校
みんなの高校情報によると、高校受験の偏差値60は以下の学校(東京)が例に挙げられます。
- 目黒高等学校 (普通科)
- 成立学園高等学校 (普通科スーパー特選コース)
- 井草高等学校 (普通科)
東進のホームページでは、偏差値60の大学では以下のものが紹介されています。
- 大阪大学(外国語学部系)
- 三重大学(教育学部系)
- 兵庫県立大学(環境人間学部系)
偏差値40から60に上げるためのステップ
ここでは、偏差値40から60に上げるためのステップを紹介します。
1. 勉強スケジュールを立てる
まず成績アップを目指すには、勉強スケジュールを立てることは欠かせないでしょう。
勉強スケジュールを立てずに闇雲に取り組んでも、効率が悪くなってしまい、時間を有効活用することができません。
スケジュールがあれば、いつまでに何を終わらすべきか明確にすることができます。
効率的に勉強を進めるためにも、苦手分野や優先順位を意識しながら勉強スケジュールを立てるとよいでしょう。
2. 基礎を固める
勉強スケジュールを立てられたら、次は基礎固めを行います。
基礎をおろそかにしてしまうと、点数を取りやすい問題に解答できませんし、もちろん応用問題にも対応できません。
ただ、基礎に時間をかけすぎてしまうと、模試や過去問に挑戦する時間が限られてしまうため、スピードを意識しながら勉強を進めることが大切です。
また、基礎部分を固める勉強では暗記をする場面も多いため、隙間時間などを有効活用するとよいでしょう。
3. 模試を定期的に受ける
模試を定期的に受けることも実力を伸ばすために重要です。
模試は現時点での自分の実力を測ることができる絶好のチャンスです。
さらに、模試を受けることで自分の苦手分野と得意分野が明らかになります。
学校からの案内や塾のホームページなどを参考にして、情報を集めましょう。
毎日の学習の中でどれくらい実力がアップしたか、その度合いを測ることは難しいので、模試を定期的に受けるようにしてください。
4. 苦手なポイントを明確化・克服する
模試の結果を受け取ったら、次はそのデータを参考にしながら苦手なポイントを明確化・克服していきます。
効率的に勉強を進めるためには、得意な分野に時間をかけるよりも、伸びしろのある分野に目を向ける必要があります。
特に、苦手分野は伸びしろが高く、成績を一気に伸ばせる可能性が高まります。
苦手分野に特化した問題集を買う、講座を受けるなどして、集中的に実力アップを目指しましょう。
5. 過去問に取り組む
模試を受けて苦手を克服するという流れを作れたら、過去問にも挑戦していきましょう。
志望校の過去問を解くことで、どのような問題が出題されるか、現在の実力でどれくらい解答できるかを知ることができます。
志望校以外にもさまざまなレベルの過去問を解くことで、あらゆるパターンの問題に触れることができるので、時間に余裕がある場合は積極的に色々な過去問を解くようにしましょう。
偏差値40から60に上げるためのポイント
ここでは、偏差値40から60に上げるためのポイントを紹介します。
質問できる環境を作る
勉強をする際は、すぐに質問できる環境を作ることが大切です。
わからない問題や疑問をそのまま放置したり、後回しにしたりすると、知識が身につきません。
例えば、家だけでなく、学校や塾で勉強できる場所を確保するとよいでしょう。
先生にすぐに質問できるだけでなく、家のように集中力が切れやすいアイテム(ゲームや漫画など)が目につきにくいです。
もしすぐに質問できない場合でも、質問リストを作成するなどして忘れないようにすることをおすすめします。
計画や自分の状態を何度も見直す
計画や分析は一度きりのものではありません。
繰り返す計画や自分の状態を見直すことで、今の自分にとって最適なスケジュールや勉強方法を考えることができます。
例えば、1週間に一回は見直す機会を作る、1日の終わりに進捗を振り返るなどして、見直し作業を習慣づけるとよいでしょう。
また、自分の状況を先生などにも相談して、スケジュールや勉強方法についてアドバイスをもらうことをおすすめします。
教科を絞る
教科を絞るのも実力を一気に伸ばすひとつの手段です。
学校によっては、特定の科目だけで受験できるところもあります。
自分の得意科目で受験できる学校を選べば、短期間でも集中して勉強を進めることができるのです。
ただし、早めの段階で科目を絞ってしまうと選択肢が狭まってしまうため、タイミングや時期を見て先生と相談しながら受験科目を決めましょう。
勉強のルーティンを作る
偏差値60を目指すためには、継続的に勉強する必要があります。
ある程度まとまった勉強時間を確保しないと、基礎から応用までを網羅できないためです。
勉強を習慣づけることで、十分な勉強時間を確保できるようになり、自信にもつながります。
例えば、◯時〜◯時までは勉強をする、学校の自習室で3時間勉強してから帰宅するなど、ルーティンを作るとよいでしょう。
ルーティンを作ってしまえば、集中して勉強に励むことができます。
勉強時間を測る
集中力を保ちながら勉強を進めるためには、勉強時間を測るのがポイントです。
勉強時間を測ることで、緊張感が生まれて集中力を高めることができます。
また、自分がどれくらい勉強したか視覚的に把握できるので、自信にもつながります。
さらに、アラームタイプのタイマーを設定すれば、メリハリをつけて勉強できるようになります。
計画的に勉強して大学受験に間に合わせよう
今回の記事では、偏差値40から60に上げるためのステップや勉強を進める上でのポイントを紹介しました。
偏差値40から60に上げるためには、まとまった勉強時間や努力が必要ですが、不可能ではありません。
しっかりと計画を立てて勉強に励むことで、偏差値60を目指すことができます。
限られた時間の中で偏差値40から60に上げたいという人は、質問できる環境を作ったり、教科を絞るなどして戦略的に勉強を進めたり、効率的に勉強を進めることが大切です。
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